ディー・エヌ・エー(DeNA)グループ 一級建築士事務所

スマート修繕

ベテラン座談会

業界の「不条理」を変える。プロフェッショナルがスマート修繕に集結した本当の理由

座談会メンバー

  • 古城峯男さんゼネコン現場監督として全国を飛び回った後、不動産管理を経験。
  • 杉本佳代子さん設計事務所、管理会社フロントを歴任。
  • 中庭秀夫さんゼネコン現場監督後、現場上がりの営業として大規模修繕専門会社のマネージャーを経験。
  • 中原勇平さん設計コンサル、大手工事会社修繕部門立ち上げを経験。
  • 酒井智明さん設計コンサルタントで役員を経験。
  • 黒柳真介さん不動産ファンド業界に20年在籍。

1. 受注者優位の構造、戸建てとは違うマンションの「他人事」感

池端

規模修繕や建物管理に長らく関わる中で、感じていた課題や違和感について、具体的に教えてください。

中庭

自分は10年前に修繕業界に足を踏み入れて驚いたのは「工事会社として見積もりが安くても受注できない」という世界だったことですね。新築の業界とは全く違うなと。どんなに一生懸命現場業務に励み、安くて良い見積もりを出しても、すでに発注側の知らない場所で受注者が決まっているというのは、普通の業界ではありえないですよね。

黒柳

私はそれゆえに、「ちゃんと」見積もりを取ればしっかり下がるという事をスマート修繕に入社したから今まで強く感じています。過去は競争環境が整備されてないが故に見積もりが甘い状態で発注がなされてるというケースも多そうだなと。

杉本

なるほど。私は、過去管理会社のフロントを務めた際、管理組合の皆さんが修繕にも上がってきた見積もりや内容にも全く関心がなく、言われた通りに判を押される姿は正直魔法にかけられているように見えて驚きました。戸建てなら必死に見積もりを比較するはずなのに、マンションになると「管理会社が言っているから安心だ」と、お任せしてしまう。でも、相見積もりを取れること、取れる会社を知らないと、正直プロと思っている会社にそう言われたら任せざるを得ないとも感じていました。

中庭

集団の中にいる限り、個人として動くのは難しいですよね。個人として動いても煙たがられたり、「責任を持てるのか」と聞かれたり…。施工会社側も組合個人の仕事は受けないというケースは非常に多い認識です。

中原

そうですよね。私は設計コンサルにも工事会社にもいましたが、どこへ行っても談合の影があるということには驚きました。長らく続いていることをゼロにするのは難しいとは思いますが、昨今は公正取引委員会の立ち入り報道もあるので、少しでも違和感を持つ人が現れ受注者優位の構造が適切なものになれば良いなと思っています。

2. 入社の決め手~業界知見、スキルを「正しく」「楽しく」使える場

池端

業界の中でキャリアを重ねられた皆さんが、業界の中では新参者の「スマート修繕」を選んだ決め手は何だったのでしょうか。

中庭

自分は施工会社は良い工事をしても、業界構造のせいで割高になってしまっていることに強い課題を感じていました。当時の会社に相談しても「こういうものだから個人や1会社がどうにか出来るものでない」と一蹴されてしまって。ただ、中原さんからも話がありましたが公正取引委員会が入ったことで「これで業界は大きく変わるのではないか」と思い、自分が過去培ったスキルを最大限生かし、お客様のための誇れる仕事は「スマート修繕しかない!」と思い、比較などせず1社に絞って門を叩いたので、受け入れてもらえて非常に嬉しかったです。

酒井

私も中庭さんの話に共感しかないのですが、25年3月4日に業界を震撼させるニュースがあって、自分がこれまでやってきた営業方法は本当に正しかったのか、自分はどう生きていくべきなのか問いただされた気がしたんです。ただ、周りを見渡しても同じような会社ばかりなんですよね。そんな中、スマート修繕だけが異色の光を放っていました。将来的にここがスタンダードになると直感し、勢いのままメールを送り、面接のお願いをさせてもらい、入社が決まりました。なので、私にとって3月4日は運命の日ですね。

中原

私はお二人と違ってキラキラな理由ではないですが(笑)、前職は住宅大手の会社が大規模修繕業界に進出するという事で立ち上げメンバーとして入社しました。大手という事もありコンプライアンスも非常に厳しかったので談合の仕組みにはもちろん入らず、ただそれ故に一向に仕事が取れない状況でした。そんな中、スマート修繕を知り「是非登録会社に入れて欲しい」と依頼したところ、普通にお仕事が複数取れたんです。真面目に見積もりを出し、提案をし、工夫をしてプレゼンテーションをするという当たり前のことをしただけで。その時管理組合さんにとって有用であるだけでなく、ちゃんとしている工事会社にとっても「真っ当で良い会社だな」と思ったんですよね。その後、かなり重たい数字責任を持たされ、夜も寝れない日々が続いていた中個人的に別所さんにアポイントを取ったところあれよあれよという間に入社することになりました。印象に残っているのは、別所さんを始めスマート修繕のメンバーが、忙しいはずなのに皆ニコニコと、本当に気持ちよさそうに働いているのを見たことです。それもあって入社を決めました。

杉本

私は中原さんが転職のきっかけです。前職の管理会社の仕事は、サービスの性質上、どんなに頑張っても「やって当たり前」の減点方式に感じてしまって。忙しさもあって、「どこがゴールなのか」と悩んだ時期もありました。また、フロントの場合、工事部から上がってきた見積もりをお客様に納得いただくのも仕事なので、何故この金額か適正であるかの説明責任があり…。とはいえ、限られた修繕積立金でやりくりしている管理組合さんにもっと寄り添える方法はないのかと悩んでいました。そんな中、前職の同僚だった中原さんが「スマート修繕に転職する」と。どんな会社だろうと思って会社を調べたところ、私がワクワクしちゃったんですよね(笑)「何て楽しそうな会社なの!」って。私は忙しいのは嫌じゃないんですけど、50歳過ぎてどうせ一生懸命仕事するなら楽しく忙しく仕事したいなと思い、いてもたってもいられず中原さんに紹介をお願いしました。中原さんには「忙しいよ」と脅されましたが(笑)、迷いはありませんでした。

古城

私は黒柳さんに技術者として誘っていただき入社しました。前職でも建築部門でスマート修繕に近しい業務を行っていました。ただ、修繕業界はこんなに受注者優位な構造と思っていなかったので話を聞いて驚きましたね。後は、今自分は60代ですが、前職でも「もっと良いやり方はあるのではないか」と常に考えていました。一方で一人でやるには限界もあるぞと。そんな中、スマート修繕の仕組みを見た時、発注者側が本当に困っているポイントを見事に突いていると感じたんです。それもあってチャレンジを決めました。

3. IT業界と建築・不動産業界の良いとこどりなカルチャーだからこそ成り立つプロフェッショナルチーム

池端

実際に入社してみて、驚いたことや「ここが良い」と思う点はどこですか?

中庭

最初は分からないカタカナが沢山出てきたのと、チャット文化のスピード感に圧倒されました(笑)。帰宅後、家族と笑いながらですけど「やはりIT系の会社は違う」などと話していました。ただ、建築、修繕の知識は非常に活きていると感じています。

酒井

私は皆さんの「やる気の度合い」に圧倒されました。思ったよりも相当すごかったです。様々な年齢、バッググラウンドを持つ皆さんがもれなくやる気がすごい。こんな職場は経験したことが無かったです。チャット一つにしても、相談を投げかけると、皆さんがめちゃくちゃ食いついてくれます。特に中原さん(笑)。

中原

うーん、単純に楽しいからですかね。後ろめたいことが一つもないから、フルパワーでやったらお客様からも工事会社様からも「ありがとう」と言ってもらえる。そして今までの経験もしっかり活かせる。精神衛生上、ものすごく健やかな職場だと思ってます。もちろん、忙しさはあります。ただ、同時に「フォローする」文化があるなと。休みの日も常にチャットを見る癖が付いちゃいましたが、誰かが困っていたら、誰かがチャットで「代わりに行くよ」と手を挙げる。建築業界って、どちらかというと体育会系だったり個人主義だったりで「自分で何とかして」となりがちですが、スマート修繕では知識やノウハウを惜しみなく共有する文化が自然とあります。

古城

知識やノウハウで言うと、私から見ても皆さんプロフェッショナルが揃っているなと日々感じます。あとはちょっと違った切り口で。自分は入社して、エリアや工種に限らず適正内容、価格で工事をしてくれる登録事業者さんの数に圧倒されました。お客様に自信を持って紹介できる工事会社さんが複数いる。これは技術部にとってもコンサルタントにとっても非常に心強い要素です。

杉本

それは間違いないですね。多数の事業者様がいること、しっかり審査をしていることを伝えると、組合さんがホッとされているのを肌で感じます。

酒井

わかります。あとは、正しいことを正しくやった会社が勝つというシンプルで清々しい仕組みなので、私たちも事業者様と信頼関係が築きやすいですよね。あとは、改修業界との違いでいうと、会社として「ちゃんと露出している」「情報をオープンにしている」と言うのを感じますね。別所さんと管理組合さんに訪問すると、「テレビ見ました!」「YouTube見ました!」とありがたいことにすでに依頼が決まっているケースも多いです。

4. どんな人と一緒に働きたいか、向いている人物像

池端

最後に、どのような方にこの輪に加わってほしいか、メッセージをお願いします。

中原

一生懸命であることを楽しめる人なら、これ以上面白い環境は無いと思います。

酒井

いろんなことをやりたい人にも向いていると思います。建築に携わる様々なことが出来る環境とメンバーが揃っています。後は、建築をITっぽく働けるのも魅力です。現場が大事というのももちろんありますが、PCがあればどこでもいつでも仕事ができるので、建築出身の私としてはそれだけでも画期的ですね。

杉本

私は今のチームには知識や経験を積み重ねながら、それに驕ることなく仕事の意義とお客様のことを考え、振り返りながらも先を見据え歩んできたメンバーが多いと感じています。そういった環境に魅力を感じていただいた方に是非来てもらえると嬉しいです。

池端

皆さん、今日は貴重なお話ありがとうございました!