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マンションのエレベーターリニューアルの費用/種類など解説【2026年最新】

更新日:2026年05月28日(木)

マンションのエレベーターは、25~30年を経過すると故障リスクや部品供給停止の問題が増え、リニューアルの検討が必要になります。 費用相場は1基あたり500万円~1,000万円が一般的ですが、発注方法や工事内容を見直すことで、数百万円単位でコストを抑えられるケースもあります。 特に近年は、 ・メーカー系以外への発注 ・部分更新と全面更新の比較 ・耐震対策の優先順位整理 によって、管理組合の負担を大きく下げる事例が増えています。 本記事では、マンションのエレベーターについて、 ・耐用年数と部品供給終了時の注意点 ・「既存不適格」とは何か ・リニューアル方式ごとの工事期間・費用相場 ・管理組合が知っておきたいコストダウン方法 ・独立系事業者へ発注する際のポイント ・エレベーターの種類別リニューアル事例 ・特殊品(ルームレス・リニア式・高速・斜行など)の注意点 などをわかりやすく解説します。 ※エレベーター業界出身の専門コンサルタントが記事を監修しています

本記事のポイント
  • マンションのエレベーターの耐用年数と交換のタイミングがわかる。
  • リニューアルの方式ごとの特徴や費用相場が明確になる。
  • コストダウンの方法や独立系事業者の活用ポイントが学べる。

リニューアル工事とは

エレベーターの制御盤、巻き上げ機、パーツなどを取り替える工事のこと。交換工事、更新工事、改修工事、修繕工事とも表現されます。

耐用年数、部品供給停止時の注意点

エレベーターの耐用年数は25~30年(※)です。

※法定耐用年数(減価償却期間の目安)は17年、メーカーの計画耐用年数は20年弱が一般的です。

リニューアル工事の実施時期は、2回目の大規模修繕の前後のタイミングです。

実施タイミングの判断においては、劣化状況のみならず、部品供給の終了時期を考慮する必要があります。エレベーターに使われている部品が供給終了となると、耐用年数内でも「故障時の修理の目途が立たない」状況となり、リニューアル工事の必要性が高まります。部品の供給終了タイミングは事前連絡がされるため、連絡があり次第、いつリニューアル工事を行うかなどの計画を立てる必要があります。

既存不適格とは

マンション内のエレベーターが現行法規に適合していない状態のことを指します。

このような状況が生じるのは、必ずしもマンション分譲当時のエレベーターに問題があったとは限りません。例えば、耐震指針は1998年、2009年、2014年に改訂されており、分譲後にエレベーターの安全基準の見直しが行われ、既存不適格となることがあります。

では、現行法規への不適合を理由に管理組合が罰則を科される懸念や、マンション内のエレベーターが使用不可になるのではないかという懸念が生まれますが、通常はそのような事態には至りません。現時点の建築物(既存建築物)には 、建築後新たに定められた法規は適用されないことが規定されているためです。

既存不適格でも、使用中のエレベーターは問題なく使用できます。

リニューアル工事後も同様です。

リニューアル方式、工事期間

マンションのエレベーターリニューアルは、大きく以下3方式に分けられます。

1.全撤去新設リニューアル

2.準撤去新設リニューアル

3.制御リニューアル

最も一般的なのはコストパフォーマンスに優れる「3.制御リニューアル」です。各方式について解説します。

全撤去新設リニューアル

既存のエレベーターや付属物すべてを撤去、新設するリニューアル工事のこと。新設であるため、旧型/劣化に起因する問題の悪影響を抜本的に解決できます。ただし、工事期間が長くなる、工事費用が高くなる、騒音・振動が大きく発生するなどの負の側面があります。また、建築確認申請も必要です。これらの事情(特に予算面)により、一般的な方式ではありません。

準撤去リニューアル

マンションの建物各階に設置されているエレベーターの三方枠や敷居などは既設利用し、ロープ・制御盤・巻き上げ機などを取り替えるリニューアル工事のこと。工事期間・工事費用などに比較的優れ、建築確認申請が不要となるケースが多い方式です。

 一方、既存のエレベーターに合わせたパーツの調達に時間がかかるケースがあり、リニューアル後は交換部分と非交換部分の品質保証期間の違いや工事タイミングの兼ね合いなどに留意する必要があります。

制御リニューアル

エレベーターの制御関連の機器を交換するリニューアル工事のこと。工事期間・工事費用などに最も優れています。費用の安さもあり、最も一般的な方式です。

しかし、使用自体の問題はありませんが、多くの部分が既設利用となるため、基本的には「既存不適格」の解消はされません。

各リニューアル方式の比較一覧表

どのリニューアル工事とするかは、メンテナンス費用も含めたトータルコストや予算、法令への適応方針を鑑みて判断する必要があります。

経済性の観点から考えると、制御リニューアルが好ましいです。

工期はリニューアルの方式次第ですが、制御リニューアルであれば1基あたり4日間~です。

大型や高速などの特殊仕様の場合は、工期が長くなりますが、複数基のエレベーターをリニューアルする際は1基づつ工事を行うことで、どちらかのエレベーターを使用可能にする方法をとります。

工期や利用できない期間については、お知らせしないとトラブルのもとになるので、マンション内の掲示板に事前に掲示することをおすすめします。

リニューアルの費用相場

エレベーターリニューアルの費用相場は、1基あたり数百万円~1,000万円が一般的です。

制御リニューアルの場合は1基あたり500万円~となります。

経済性については、メンテナンス費用含めて考える必要があり、リニューアル工事の見積もり取得と同時に保守メンテナンスの見積もりも合わせて取得することでランニングコストも抑えられます(おおよそ半額程度)。

リニューアルのコストダウン方法

まず、最もリーズナブルである制御リニューアルで問題ないかを考えることがポイントです。続いて、技術力面/実績面で適正な独立系事業者からも見積もりをとることをおすすめします。

事業者/見積もり選定において、以下のポイントに注意が必要です。

・実績は十分か?

・経営状況に不安は無いか?

・工事仕様は要望を満たすものか?

「スマート修繕」では、

エレベーター業界で18年以上の実務経験を持つ専門コンサルタントが、

  • 現地状況やご要望の整理
  • 適切な見積条件の設定
  • 事業者・見積内容の比較
  • 契約時の注意点の確認

まで、中立的な立場で徹底サポートします。

メーカー系・独立系双方の実情を理解した専門家が支援するため、

「費用だけ安くなって品質や安全性が落ちる」といったリスクを避けながら、

適正価格でのリニューアルを目指せます。

「スマート修繕」は事業者からのマーケティング費用で運営しているため、

管理組合は見積、工事支援を無料でご利用いただけます。

まずは情報収集だけでもお気軽にご相談ください。

独立系事業者への発注

工事費用、メンテナンス費用ともに、独立系事業者の方が安価です。

しかし、管理組合にとっては「独立系事業者にリニューアル工事を頼んで問題ないのか」、「価格が安くても、安かろう悪かろうでは困る。既存のエレベーターが不調で使えないようになったらどうするのか」などの不安もあるでしょう。

近年では、独立系事業者が技術力を向上させ、対応可能機種がを増加しています。工事費用のリーズナブルさを背景として多数のリニューアル工事/メンテナンスの実績を積み重ねており、市場シェアは年々増加しています。

中堅以上の事業者は、いち事故が企業の存続に影響を与えるリスクをはらんでいることもあり、自社が自信を持って対応できるリニューアル工事にのみ見積もりをします。

ただし、部品交換などの小規模改修においては、既存のメンテナンス事業者での実施をおすすめします。仮に、違う事業者にお願いした場合、エレベーター不調時の責任が曖昧になるなどの問題が発生するリスクがあります。

エレベーター種類とリニューアル工事の事例

エレベーターの主な種類は、巻き上げ機でかごを昇降させる「ロープ式」と、油圧ジャッキの圧力でかごを昇降させる「油圧式」の2種類です。

近年はロープ式が主流です。分譲年度が古いマンションや、巻き上げ機などの設置スペースが無いマンションに「油圧式」が採用されています。

油圧式エレベーター

既存メーカーは、油圧式をロープ式に切り替える撤去新設を提案するケースがほとんどです。そうなると、リニューアル費用が高くなり、工期(エレベーターが使えない期間)も長くなってしまいます。

「スマート修繕」では、油圧式からロープ式へのリニューアル工事を、油圧式から油圧式へのリニューアル工事に切り替え、費用と工期ともに大幅削減した実績が多数あります。

高速(昇降速度105m以上)

高層マンションや商業ビルには「高速エレベーター」と呼ばれる、昇降速度が105m以上のエレベーターが設置されています。

「スマート修繕」では、昇降速度150m/分の高速エレベーターの制御リニューアル複数基の相見積もりを実施、同等仕様で費用半減、1億円を超えるコストダウンの実績があります。

オーチス(OTIS社)のリニア式エレベーター

一般的な事業者は「オーチス製のリニア式エレベーター」のリニューアル工事に対応できず、オーチス(OTIS社)からのリニューアル提案しか受けられないことでリニューアル後も特殊な方式となってしまうという事例があります。こうなると、競争原理が働きづらく、工事費用が割高になります。

「スマート修繕」では、オーチス製リニア式エレベーターをより汎用的なロープ式エレベーターに切り替え、リニューアル費用と保守メンテナンス費用ともに大幅なコストダウンを実現した事例が多数あります。

マシンルーム(機械室)レスのエレベーター

一般的な事業者はフジテック等のマシンルーム(機械室)レスのエレベーターのリニューアル工事に対応できず、工事費用が割高になってしまう事例があります。

「スマート修繕」では、マシンルームレスのエレベーターをより汎用的なロープ式エレベーターに切り替え、リニューアル費用と保守メンテナンス費用ともに大幅なコストダウンを実現した事例が多数あります。

コストダウン事例

これらの成功事例は、専門家による見積もり金額の見直しと最適な工事計画があってこそ実現できたものです。大規模修繕や設備更新は一見単純に思えても、実際には工法選定や仕様調整、現場条件の判断など専門的な知見が求められます。こうした判断を誤ると、過剰な工事や無駄なコストにつながりかねません。

だからこそ、早期に専門家に相談することが肝要です。不要な仕様や工程を省き、複数の選択肢を比較検討することで修繕計画の精度と費用対効果が飛躍的に高まります。修繕費用に不安がある方や、どのように進めるべきか迷っている方は、まずは専門家にご相談ください。客観的で実践的なアドバイスが、納得のいく判断と賢いコスト最適化につながります。

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  • エレベーター会社出身の専門家が伴走しながら見積取得や比較選定をサポートし、適正な内容/金額での工事を実現できるディー・エヌ・エー(DeNA)グループのサービスです。
  • リニューアル工事の支援実績は豊富(2025年度は数百基)、北は北海道から南は沖縄まで、特殊品である高速、油圧、リニア、ルームレスの実績も多数。
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会社概要
商号
株式会社スマート修繕
代表
豊田 賢治郎
入会団体
日本経済団体連合会(経団連)
登録
一級建築士事務所 東京都知事登録第66294号
資本金
8億4,996万0,994円(準備金含む)
主要投資家
ディー・エヌ・エー(DeNA)
最大手VCであるJAFCOが運用するファンド
グローバル・ブレインがJR東日本、西武ホールディングス、芙蓉総合リース等の資金を運用するファンド
ミダスキャピタルグループであるDual Bridge Capitalが 運用するファンド
本社
東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル 18F
北海道オフィス
北海道札幌市中央区大通西1丁目14-2 桂和大通ビル50 9F
宮城オフィス
宮城県仙台市青葉区花京院2-1-61 オークツリー仙台 1F
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郵送物はすべて本社宛てにご送付ください。

子会社
株式会社高速エレベーター

本記事の著者

豊田 賢治郎

豊田 賢治郎

「スマート修繕」代表。過去2年間の顧客マンションへの訪問回数は400回を超え、チェックした見積書の数は千を超える(2024年7月末時点)。 メディア掲載「WBS(ワールドビジネスサテライト)」、「日本経済新聞」、「羽鳥慎一 モーニングショー」、「日曜報道 THE PRIME」、「モーニングサテライト」。

中小企業診断士

本記事の監修者

坂本 高信

坂本 高信

独立系最大手のエレベーター会社にて、営業現場および管理職として18年間従事。リニューアル、保守、修繕といった複数の部署で実務経験を積み、営業部長などの管理職も歴任。多様な案件を通じて、エレベーターの運用と維持に関する専門知識を培う。その豊富な現場経験を活かし、エレベーターリニューアルに関する実用的かつ現実的な視点から記事を監修。

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