ディー・エヌ・エー(DeNA)グループ 一級建築士事務所

スマート修繕
0120-409-914

10:00~17:00土日祝日対応可

エレベーターメンテナンスの契約方式・コストダウン手法について

エレベーター

2024/09/03

エレベーターメンテナンスの契約方式・コストダウン手法について

エレベーターメンテナンスのコストは、1基あたり年数十万円~と安くはありません。分譲以降、メンテナンスの保守会社、業務内容(点検の頻度・範囲など)などを見直していないのであれば、小さくないコストダウンの余地がある可能性があります。 この記事では、エレベーターの種類、メンテナンスの契約方式・コストダウン手法についてご紹介いたします。これら情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

エレベーターの種類

ロープ式エレベーター

上部などに設置した巻上げ機によって釣合い重りとロープのバランスを取って、かごを上下させるエレベーターです。最大昇降行程(≒ エレベーターによって昇降可能な距離)が長いこと、移動速度が速いこと、消費電力が少ないこと、稼働音が静かであることなどのメリットがあります。

一方、重量物搬送時に建物上部に負荷がかかるという点がデメリットとなります。

主流の方式となっています。

油圧式エレベーター

油圧ジャッキによる油の圧力でかごを上下させるエレベーターです。設置自由度が高いこと、積載力が大きく重量物の搬送に適していることなどのメリットがあります。

一方、最大昇降工程の都合より高層マンションに活用できないこと、移動速度が遅いこと、消費電力が多いことなどより、当方式を採用するマンションは減ってきています。

エレベーターメンテナンスの契約方式

定期検査と保守点検があります。
実施頻度ですが、定期検査はおおよそ6か月~1年毎に、保守点検は使用頻度に応じてとなりますが一般的には月毎となります。
この中の保守点検において、フルメンテナンス契約とPOG契約の2種類の契約方式があります。

フルメンテナンス契約

リニューアル以外の、ほぼ全てのメンテナンス(点検自体、ワイヤー・ベアリングなどの消耗品の交換など)を対象とした契約となります。安全性が高く、手間は少なくてすみますが、その代わりコストは高くなっています。

POG契約

POGとは「パーツ・オイル・グリース」の頭文字を取ったもので、これら3点に関わる消耗品の交換などを対象とした契約です。コストをおさえることはできますが、別途、3点以外の部品の交換代や点検・修理などの費用が発生します。

エレベーターメンテナンスのコストダウン手法

エレベーターメンテナンスのコストは、1基あたり年数十万円~と安くはありません。分譲以降、メンテナンスの保守会社、業務内容(点検の頻度・範囲など)を見直していないのであれば、小さくないコストダウンの余地があるかもしれません。

仕様(点検の頻度・範囲、遠隔監視の監視項目)などをある程度定めたうえで、既存の保守会社のみならず、他社、その中でも独立系保守会社(エレベーターのメーカー系でない会社)を含めた相見積を行うことで、メンテナンスコストを適正化できる可能性があります。

エレベーターリニューアルなど共用部工事の見積、工事支援サービス「スマート修繕」のご紹介

「スマート修繕」は、大規模修繕などの共用部工事を専門家のサポートで楽に、お得に進めることができる、ディー・エヌ・エー(DeNA)グループのサービスです。

部品供給停止のためリニューアルしなければならない、管理会社に任せて大丈夫か、取得した見積の金額は本当に適正価格なのか、といったお悩みを、スマート修繕の専門的なアドバイスとサポートで解決します。

マンションほか、ビル、ホテル、工場、スーパーマーケットなどを対象に、過去半年間で数十基のエレベーターリニューアルを成功させており、多くのお客様にご満足いただいています。実際に、以下のような成功事例があります。

スマート修繕の担当コンサルタントが、エレベーターリニューアル専門業者のご紹介から、見積取得、工事内容のチェック、契約、工事完了までをワンストップでサポートいたします。「適正内容の工事」を「適正価格」で実現するために、今すぐ無料相談をご利用ください!

記事をシェア

XfacebookLINEはてなブックマーク

この記事の著者

鵜沢 辰史

鵜沢 辰史

信用金庫、帝国データバンク、大手不動産会社での経験を通じ、金融や企業分析、不動産業界に関する知識を培う。特に、帝国データバンクでは年間300件以上の企業信用調査を行い、その中で得た洞察力と分析力を基に、正確かつ信頼性の高いコンテンツを提供。複雑なテーマもわかりやすく解説し、読者にとって価値ある情報を発信し続けることを心掛けている。

この記事の監修者

別所 毅謙

別所 毅謙

マンションの修繕/管理コンサルタント歴≒20年、大規模修繕など多くの修繕工事に精通。管理運営方面にも精通しており、アドバイス実績豊富。 過去に関わった管理組合数は2千、世帯数は8万を超える。 メディア掲載「WBS(ワールドビジネスサテライト)」、「NIKKEI NEWS NEXT」、「首都圏情報ネタドリ!(NHK)」、「めざまし8」、「スーパーJチャンネル」。

二級建築士

こちらもおすすめ

マンションのエレベーターリニューアルの費用/種類など解説

マンションのエレベーターリニューアルの費用/種類など解説

エレベーター

マンションのエレベーターの耐用年数は25~30年が目安です。 方式は準撤去リニューアル、制御リニューアルなどがあります。 費用は方式や仕様(例:耐震対策のレベル)次第ですが、1基あたり500万円~(ポピュラーな制御リニューアルのケース)が一般的です。高速(昇降速度105m以上)や斜行エレベーターなどの特殊品はより高額となります。 この記事では、マンションのエレベーターの「耐用年数」、「既存不適格」、「リニューアルの方式、期間、費用」、「独立系事業者」、「高速エレベーター」、「油圧式エレベーター」についてご紹介します。

油圧式エレベーターのリニューアル費用、耐用年数と工事業者選定のコツを解説

油圧式エレベーターのリニューアル費用、耐用年数と工事業者選定のコツを解説

エレベーター

エレベーターはマンションやビルなど建物にとって大切な設備の一つです。その中で、油圧式エレベーターは上部に機械室が不要であること、静かな動作、頑丈さなどから多くの建物で採用されています。長い年月を経るとその性能が落ち、やがてリニューアルのタイミングがやってきます。 この記事では、油圧式エレベーターのリニューアル費用、耐用年数や工事業者選定のコツ、注意点などについて解説します。 当サービス「スマート修繕」は、エレベーターの相見積もり、選定支援の実績が多数あります。油圧式エレベーターから油圧式エレベーターへのリニューアル工事の提案も可能となります。これらの情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

大規模修繕の工事内容、費用、周期、進め方など徹底解説

大規模修繕の工事内容、費用、周期、進め方など徹底解説

大規模修繕

大規模修繕はマンションの長寿命化を目指す重要な工事ですが、大規模修繕の具体的な工事内容や費用、工事周期、進め方などについて詳しく知らない方は多いのではないでしょうか。マンション1戸あたりの費用は、百数十万円と非常に大きいものとなり、「談合などの不正競争行為」に関する国土交通省による異例の通知やマスコミ報道もあることから「どう進めればいいのか?」という不安を抱いている方もいらっしゃると思います。 この記事では、マンションの大規模修繕における工事内容、費用、周期、進め方など、基本的な知識を総合的に解説します。これら情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

マンションのインターホン交換の時期、費用、コストダウン方法について解説

マンションのインターホン交換の時期、費用、コストダウン方法について解説

インターホン

インターホンは、居住者の安全を守るうえで重要な役割を果たしています。マンションでは、自動火災報知設備と連携し、火災発生時にインターホンから警報される機能や、緊急時には全戸に一斉放送を流すことができるなど、インターホンは、万一の非常事態に欠かすことのできない設備です。マンションのインターホンにも耐用年数があり、交換時期が遅れると不測の事態を招く恐れがあります。適切な交換時期にマンションにとって最適な機能を備えるインターホンに交換することが、安心、安全な暮らしにつながります。 この記事では、インターホンの種類、耐用年数(適切な交換時期)、交換・リニューアル費用、コストダウン方法などについてご紹介いたします。

給排水管のリニューアル工事の費用相場は?耐用年数や発注時の注意点を解説

給排水管のリニューアル工事の費用相場は?耐用年数や発注時の注意点を解説

給排水設備

マンションの給排水管には耐用年数があります。長年使用されることで劣化し、漏水や詰まりなどの問題が発生しやすくなり、これらの問題を放置すると、建物全体に大きな影響を及ぼす恐れがあります。給排水管のリニューアル工事は、快適な生活を維持するために非常に重要な工事となります。 この記事では、マンションの給排水管のリニューアル工事の費用相場や耐用年数、交換費用の負担者、工事会社への発注、比較制定の仕方などを解説します。これらの情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

マンションの機械式駐車場のリニューアル・メンテナンスを分かりやすく解説

マンションの機械式駐車場のリニューアル・メンテナンスを分かりやすく解説

機械式駐車場

機械式駐車場は、マンションの限られた敷地で多くの車の駐車を可能にするための重要な設備ですが、メンテナンスやリニューアル工事に多額の費用がかかるため「マンションの金食い虫」と言われています。そのため、リニューアル工事では、必要な台数を考慮しながら最適な工事内容を選択し、コストを抑えることが重要です。 また、近年、駐車場需要が減少し、機械式駐車場が不要な設備となっているマンションもあります。このようなマンションでは、駐車場の空き率増加による収入減少など機械式駐車場が赤字運営となる問題を抱えていますが、その場合は、機械式駐車場の平面化によるコスト削減や、空き駐車場のサブリースを活用し、収益化する方法等があります。 この記事では、マンションの機械式駐車場のメンテンス契約方式、リニューアル工事のタイミング、工事の費用相場、コストダウン方法等を紹介します。これら情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

スマート修繕なら

適正な内容 / 金額の工事を実現

0120-409-914

10:00~17:00土日祝日対応可

お問い合わせ
0120-409-914

10:00~17:00土日祝日対応可