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マンション修繕工事でエアコン配管パテに注意!補修と対応のポイント

更新日:2026年02月19日(木)

マンションの外壁修繕やシーリング工事といった大規模修繕工事を行う際、見落とされがちなポイントの一つにエアコン配管まわりのパテ埋めがあります。エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管が貫通する壁の穴には、隙間を埋めるため粘土状のパテが充填されています。 この部分(パテ埋め箇所や化粧カバー仕上げ)は工事の影響で剥がれたり損傷したりする可能性があり、放置すると雨水の侵入や美観低下など様々な問題を引き起こしかねません。 本記事では、マンション所有者や管理組合の方向けに、修繕工事時におけるエアコン配管パテへの影響と、その補修の必要性について解説します。あわせて美観・機能性への配慮、居住者への対応策、施工業者との連携の重要性にも触れ、管理組合として注意すべきポイントと、工事後に問題が起きた場合の対処法まで詳しく紹介します。

本記事のポイント
  • エアコン配管パテの役割と大規模修繕時の影響を理解できる。
  • 補修や美観維持の具体的な対応策を知ることができる。
  • 居住者対応や施工業者との連携の注意点が明確になる。

エアコン配管パテの役割と重要性

エアコンの配管パテとは、室内機と室外機をつなぐ冷媒配管やドレンホースが壁を貫通する穴の周囲に詰められた充填材のことです。粘土のような素材で穴の隙間を塞ぎ、単なる見た目の仕上げではなく重要な機能を果たしています。具体的には、このパテ充填によって以下の効果が得られます。

雨水の侵入防止

雨風が穴から建物内部へ吹き込むのを防ぎ、雨漏りや壁内部の腐食・カビ発生を防ぎます。

害虫・小動物の侵入防止

隙間からゴキブリなどの害虫や小鳥・ネズミといった小動物が侵入するのを防ぎ、衛生面や居住環境を守ります。

冷暖房効率の維持

冷暖房時に室内外の空気が穴から漏れるのを防ぎ、効率低下や結露を防止します。

遮音・防犯効果

外部の騒音が直接室内に入り込むのを軽減し、大きな隙間が開いたままにならないことで防犯上のリスクも低減します。

このようにエアコン配管パテは建物の快適性・安全性を支える重要部位です。そのため経年でひび割れや剥離が見られた場合は放置せず早急に補修することが求められます。特に屋外側のパテは雨風や直射日光によって数年で劣化が進みやすいため、定期点検と適切な補修が肝心です。

修繕工事でエアコンパテに生じる影響

マンションの外壁補修や塗装、防水シーリング工事など大規模修繕工事では、ベランダや外壁周りの施工時にエアコンの室外機や配管へ何らかの影響が及ぶケースがあります。例えば足場の組立や高圧洗浄、塗装作業の際に邪魔になる室外機は、一時的に移動・仮置きして工事を進めることが一般的です。その際、配管を動かすことで屋外側・室内側のエアコンパテが剥がれてしまうことがあります。実際に「大規模修繕中にエアコン配管穴のパテがぐちゃぐちゃになり隙間だらけになってしまった」という居住者の声も報告されています。しかしこれは珍しいことではなく、工事中に配管ホースが動くことでパテに隙間や剥落が生じます。

また、外壁のシーリング(コーキング)打ち替え工事では、窓枠や目地だけでなくエアコン配管用のスリーブ(貫通孔)周りも対象となる場合があります。古いシーリング材やパテを一度取り除き、新たな防水処理を施す際に、一時的に穴が露出したり仮詰めの状態になることもあります。その過程で化粧仕上げのカバーが外れたり、パテ部分が一時的に見栄えが悪くなることは避けられません。

重要なのは、こうした工事の影響によるパテ剥がれやカバー外れは一時的なものであり、通常は工事完了時に施工業者がきちんと復旧するという点です。実際、大規模修繕工事を手掛ける施工会社の資料でも「工事に伴い剥がれたエアコンパテは、工事完了後に室外機を元の位置に戻す際、新しいものに交換・復旧する」と明記されています。そのため、施工途中でパテが取れてしまっても過度に心配する必要はありません。一度にまとめて最後にパテ埋めをやり直すケースが多く、仮に埋め直し後も隙間が残るようなら再度やり直してもらえるのが通常です。ただし、万一作業漏れや不十分な補修があれば、放置すると雨漏りなど重大な支障が出かねないため、管理組合として注意深く確認する姿勢は欠かせません。

パテ補修の必要性と美観・機能への配慮

エアコン配管まわりのパテが工事で損傷・劣化した場合、その適切な補修は不可欠です。前述の通り、パテに隙間が空いたままだと雨水が壁内部に侵入し、構造体の腐食や室内への雨漏りにつながる恐れがあります。実際、調査では「貫通部上部でエアコンパテが剥がれ大きな隙間が生じた結果、壁面を伝った雨水が配管を伝い室内へ浸入してしまった」という事例も報告されています。したがって、防水という機能面からも少しでも隙間や剥がれがあれば早急に埋め直す必要があります。

さらに、美観への配慮も大切なポイントです。せっかく外壁全体を綺麗に補修・塗装しても、エアコン配管の周囲だけパテがボロボロで穴が空いたままでは外観を損ねてしまいます。管理組合としては、施工業者に対しパテ補修後の見た目にも注意してもらうよう依頼すると良いでしょう。具体的には、新しいパテを充填した後で余分な部分を整形し、必要に応じて表面をシリコンシーラントで仕上げるといった処置で、より防水性と耐久性、美観を高めることができます。

また、経年劣化で変色・硬化していた古いパテをこの機会に全面的に新品に交換したり、プラスチック製のホールキャップ(化粧カバー)を取り付けることも検討できます。実際、大規模修繕工事のオプションとして「エアコンスリーブのパテやキャップの交換」を実施するケースもあります。これにより見た目が整うだけでなく、長期的な防水性能の向上にもつながるでしょう。

室内側のパテについても忘れてはいけません。室外機移設の際に振動などで室内側の壁穴パテが剥がれて落ちてしまうことがあります。室内側で穴が開いたままだと、室内に外気や虫が入り込んだり、冷暖房効率に影響したりする可能性があります。室内の美観上も好ましくありません。そこで、居住者には工事期間中に室内機背後の配管穴付近を確認してもらい、もしパテが崩れていたら遠慮なく申し出てもらうことが重要です。施工業者には室内側についても対応可能な体制(必要に応じて室内に立ち入って補修する等)を整えてもらい、見逃しがないよう連携しましょう。

居住者への配慮と対応

大規模修繕に際しては、居住者への丁寧な対応と周知が不可欠です。エアコン関連の工事では特に、住民の生活に直結する設備だけに不安の声が上がりやすいものです。実際に「工事中、エアコンが使えなくなるのは困る」「大切な室外機が傷ついたり故障しないか心配」「工事後にエアコンの効きが悪くなったらどうしよう」といった懸念はよく耳にします。もしエアコンの不具合が発生すれば生活に支障が出るばかりか、管理組合と住民、施工会社との間で予期せぬトラブルに発展する可能性もあります。こうした不安をあらかじめ解消し、信頼関係を保つことが円滑な工事の進行につながります。

居住者対応のポイントとしては、まず工事前に以下の内容を周知しておきます。

室外機移動の予定とエアコン使用への影響

どのタイミングでベランダの室外機を一時移動するかを事前に伝え、「基本的に工事中もエアコンは使えますが、移動作業の間だけ一時的に停止していただく場合があります」といった注意喚起をします。可能であれば作業日は涼しい時期に設定する、移動は短時間で済ませる等、住民の負担を軽減する工夫も検討しましょう。万一長時間エアコンが使えない状況になる場合は、予め仮設の冷房器具の用意や計画的な作業時間帯の設定など配慮します。

室外機および配管の取扱いについての説明

「室外機は専門のスタッフが慎重に移動・復旧させます」「冷媒配管は基本的に外さず曲げる程度で、ガス漏れしないよう細心の注意を払います」など、安全対策を具体的に説明します。こうした説明により、「雑に扱われて壊れるのでは」という不安を和らげられます。実際に施工業者の中には、エアコン室外機への対応について細心の注意を払っていることを強調し、住民満足度向上に努めている会社もあります。管理組合としても、業者と打ち合わせた対策内容をきちんと住民に伝えましょう。

パテ剥がれ等への対処法の周知

工事期間中に配管まわりのパテが剥がれたり隙間ができたりする可能性と、その際の対処について事前に説明します。「工事で一時的にパテが取れて隙間ができることがありますが、工事完了時に必ず補修しますのでご安心ください」と明言しましょう。「もし室内側で穴が見えている場合は遠慮なくご連絡ください。すぐに補修対応いたします」と案内し、住民自身が不具合を発見した際の報告窓口や手順も共有します。住民にとっては自宅内部のことだけに、自分でパテ埋めしてしまおうと考える方もいるかもしれませんが(実際ホームセンターで数百円のパテを買って自力で補修する例もあります)、施工期間中はプロに任せてもらうよう依頼しましょう。素人判断で穴を塞ぐと、かえって湿気を閉じ込めたり施工の妨げになったりする可能性もあります。何より、工事起因の破損は施工業者の責任で復旧すべきものですから、管理組合を通じて適切に対処します。

万一の不具合時の連絡体制

「工事後にエアコンの効きが悪い」「雨漏りがする」などの問題が発生した場合、すぐに連絡してもらえるよう周知します。具体的な連絡先(現場代理人や管理会社担当者など)と、対応フロー(例:業者が現地確認し、必要なら専門業者を手配等)を事前に説明しておくと安心です。こうしたアフターフォロー体制が整っていることを住民に示すことで、信頼感を高めることができます。

居住者への周知は、回覧板や掲示板だけでなく説明会の場を設けて口頭で伝えると効果的です。質疑応答を受け付け、不安や疑問を汲み取って改善策に活かしましょう。修繕工事期間中も、定期的に工事ニュースを発行して「現在○○の工程で、エアコン周りは△日に補修予定です」など進捗と対応予定を知らせると、住民は安心できます。住民の立場に立ったきめ細かな対応が、工事への協力を得る鍵となります。

施工業者との連携と確認事項

施工業者との綿密な連携もまた、エアコン配管パテ問題を円滑に解決する上で重要です。管理組合は工事発注者として、契約段階からエアコン周りの取り扱いについて業者と十分確認しておきましょう。以下に主な確認・連携ポイントをまとめます。

契約書・仕様書での明確化

エアコン室外機の仮移設および復旧、配管穴の防水処理(パテ充填・シール仕上げ)について、工事範囲に含めることを明記します。契約時に曖昧になっていると対応が後回しにされたり追加費用を請求されたりする恐れもあります。事前に見積もり内訳を確認し、不明点は質疑して盛り込んでもらいましょう。例えば「各住戸のエアコンスリーブ部のシーリング補修を含む」「既存パテ劣化部は更新する」等、細部まで取り決めておくことが肝心です。

専門業者の関与

必要に応じて空調設備の専門業者や電気工事士を工事チームに含めてもらいます。特に古い建物で配管や室外機が老朽化している場合、移設時に冷媒ガス漏れや機器故障のリスクがあります。そうしたトラブル時に迅速に対処できるよう、施工会社側でエアコン専門業者と連携する体制をとってもらうと安心です。ガス充填や配管交換が必要になった際の費用負担についても、事前に取り決めておくと良いでしょう。

工事中・完了時のチェックリスト

エアコン関係の作業について、チェックリストを用意して確実に実施・確認するよう業者に依頼します。例えば「室外機仮移設の際に配管の緩み・亀裂がないか点検」「復旧時に屋外・室内両側からパテ埋め完了を確認」「ホース類の接続状態確認(ドレンホースの抜けや外れもチェック)」などです。室外機のドレンホース外れは見落とされがちですが、水漏れの原因になるため要注意です(これも施工業者に伝えチェックしてもらいましょう)。工事完了後の引き渡し前に、これら細部を管理組合側でも立ち会って確認し、不備があれば是正してもらいます。

施工途中の報告と共有

エアコン周りの作業日程や進捗について、施工管理者から適宜報告を受けるようにします。「○月×日に全住戸の室外機移設を実施」「○月△日までに全て再設置完了、パテ補填は最終週に実施予定」等の情報を共有してもらえば、管理組合として住民対応に活かせます。特にパテ埋めの最終確認は雨天後に実施することなど、タイミングも指示しておくと確実です。

いい加減な対応への牽制

万一施工業者にパテ補修の扱いがいい加減な兆候が見られたら、早めに手を打ちましょう。実際にはほとんどの業者が誠実に対応してくれますが、中には細部に無頓着なところもないとは言えません。管理組合として施工会議の場などで「配管パテは必ず綺麗に復旧してください」と改めて念押しし、修繕委員会としてチェックする意思表示をしておくと良いでしょう。

施工業者との信頼関係を築き、情報を共有しながら進めることで、小さな不具合も見逃さず対処できます。幸い信頼できる施工会社であれば、「万が一不具合が発生しても速やかに原因を究明し誠実に対応する」というスタンスで臨んでくれるはずです。管理組合はその姿勢を引き出すパートナーとして、適切にリードしていきましょう。

管理組合として注意すべきポイント

以上を踏まえ、管理組合が特に注意すべきポイントを整理します。大規模修繕におけるエアコン配管パテ対応を万全にするため、以下の点に留意してください。

計画段階での盛り込み

修繕工事の計画・設計段階から、エアコン配管貫通部の補修をスコープに入れることを忘れないでください。建物外壁と住戸内を貫く部分で責任区分が曖昧になりがちですが、放置すれば共用部(外壁)に被害が及ぶ可能性がある以上、管理組合の管理事項として扱うべきです。

住民への周知徹底

前述の通り、工事前・工事中・工事後を通じて住民への情報提供と協力依頼を徹底することが大切です。とりわけエアコン停止の可能性やパテ剥がれについては事前説明が命です。知らされずに突然室外機を動かされ、パテがボロボロになっていたら誰しも驚き不安になるでしょう。「ちゃんと最後に直すから大丈夫ですよ」と事前に伝えておく配慮が、住民の理解と安心感を生みます。また工事後も各住戸で気になる点がないかアンケートを取るなど、フォローアップも行いましょう。

工事中の確認体制

管理組合(修繕委員会や管理会社)は工事期間中のチェック体制を整えておきます。定期的な現場巡回や施工者との打ち合わせで、室外機やパテの状況を確認しましょう。「○号棟○○号室の室内側パテが外れている」等、施工者が気づきにくい問題も、管理人や組合役員が気付いたらすぐ共有します。幸い足場がある期間なら外壁側の穴も近くで観察できます。写真を撮って記録し、問題箇所は是正前・是正後で記録を残すと、後日のトラブル防止になります。

施工完了時の検査・引き渡し

工事完了時には、専門家を交えた検査においてエアコン配管部も必ずチェックしましょう。壁面の仕上がりに目を奪われがちですが、小さなパテ穴も見逃さない姿勢が大事です。バルコニー内側から穴周りを触ってみて隙間風がないか確かめたり、夜間に室内から光を当ててみて外に漏れる隙間がないか確認する、といった方法も有効です。居住者にもできる範囲で確認を依頼し、もし見つかった不備は速やかに施工業者へ連絡して是正を依頼します。

 記録と保証の活用

工事で手直しした箇所については写真やリストで記録を残しておきます。大規模修繕工事には通常アフター保証期間(数年程度)が設けられています。その期間内に、例えば豪雨時に配管穴から雨漏りが発生したといった問題が判明したら、速やかに施工業者に連絡し無償補修を求めましょう(原因が施工に起因する限り保証の対象となるはずです)。施工業者側も「迅速なトラブル対応と誠実なアフターフォロー」を掲げているはずですから、遠慮なく申し入れて構いません。保証期間を過ぎても、工事記録が残っていれば交渉の材料になりますし、次回修繕計画への教訓にもなります。

以上のポイントを押さえておけば、管理組合としてエアコン配管パテに関するトラブルを未然に防ぎ、万一発生しても的確に対応できるでしょう。

工事後に問題が起きた場合の対処法

万全を期していても、工事後に予期せぬ問題が発生する可能性はゼロではありません。特にエアコン配管部は、実際に雨が降ってみて初めて漏水の有無が確認できるという性質上、引き渡し後の初めての大雨で雨漏りが判明することもあり得ます。

また、エアコン自体も工事後に使用してみて「冷えが悪い」「異音がする」と気づくケースがあるかもしれません。そうしたアフタートラブルが起きた際の対処法について押さえておきましょう。

原因の特定

まずは何が原因かを突き止めます。雨漏りの場合、どこから水が入っているか専門業者に調査してもらいましょう。エアコン配管穴周辺にシミができていたり、水滴が垂れている場合はパテやシーリング不良の可能性が高いです。一方、エアコン本体から水が滴る場合はドレンホースのつまりなど機器側の問題も考えられます。冷房が効かない場合は冷媒ガス漏れの疑いがあります。いずれにせよ施工業者と相談しながら原因を切り分けることが大事です。必要に応じてエアコンの専門業者(工事とは別の空調サービス会社など)に点検を依頼することも検討します。

施工業者への連絡と修繕依頼

原因が工事に起因するものであれば、速やかに施工業者に連絡し補修対応を依頼します。大規模修繕工事には引き渡し後に不具合が見つかった場合の手直し期間が設けられているのが一般的ですので、その範囲内であれば無償で修理してもらえるはずです。例えば「バルコニー壁の配管穴から漏水したので再シーリングしてほしい」「室外機移設後に冷媒が漏れて冷えないので対処してほしい」といった具体的な依頼を出します。良心的な施工会社であれば「迅速なトラブル対応とアフターフォロー」を掲げており、原因究明と誠実な修繕に努めてくれるでしょう。連絡後はできるだけ早く現場確認に来てもらい、応急処置および恒久対策を取ってもらいます。

被害拡大防止の応急措置

業者対応を待つ間にも、被害が広がらないよう応急措置を講じます。雨漏りで室内に水が入っている場合は、バケツや雑巾で受け止めつつ、穴にビニールや防水テープを仮貼りして雨水の流入を一時的に止めます(ただし換気に注意し、長期間放置しないこと)。エアコンが効かない場合は無理に運転を続けず電源を切り、必要なら別室のエアコンや扇風機で代用します。管理組合としても被害状況を把握し、必要なら共用部からの漏水チェックや他住戸への波及がないか確認しておきます。

記録と報告

問題発生から解決までの状況を写真やメモで記録しておきます。これは今後のための教訓となるだけでなく、施工業者への説明や補償交渉の資料にもなります。例えば「○月×日○時頃、配管穴から滴下する水を確認」「写真:壁の隙間と濡れた箇所」等を残します。また、理事会や修繕委員会には経緯と対応状況を逐一報告し、情報共有しておきましょう。

再発防止策の検討

修繕が完了したら原因を分析し、再発防止策を検討します。もし施工上のミスであれば業者に対して今後の改善策をヒアリングします。例えば「パテ充填が不十分だったので、今後は二重にシールする手順に改める」など具体的な対策が考えられるでしょう。管理組合内でも「定期点検で配管パテの劣化チェックを強化する」「住民からの報告を受けやすい体制を作る」など取り組みを見直します。こうして教訓を次のメンテナンス計画に活かすことで、マンション全体の維持管理レベルが向上します。

万一トラブルが発生すると住民も不安になりがちですが、迅速かつ誠意ある対応が何より重要です。管理組合が窓口となって適切に動けば、住民との信頼関係も損なわれずに済みます。大切なのは「起きてしまった問題をどう解決し、次にどう活かすか」です。冷静に対処していきましょう。

まとめ

マンション修繕工事における「エアコン配管パテ」は、小さな部分ながら防水と快適性の要となる重要ポイントです。工事に伴って剥がれたり見栄えが悪くなったりしがちですが、適切に対処すれば大きな支障なく工事を終えることができます。本記事で述べたように、事前計画・住民周知・施工者連携・事後確認の各段階で気を配ることで、パテ部分の補修もスムーズに進み、外壁もエアコン周りも美しく機能的に仕上がるでしょう。

管理組合としては、「細部に神経を行き届かせる姿勢」が問われます。エアコンパテの扱い一つで住民の満足度や建物の寿命が左右される可能性もあります。ぜひ施工業者と二人三脚で、パテの補修・仕上げまで含めた万全の修繕工事を実現してください。適切な対応により、修繕後のマンションは見違えるほど快適で安心できる住環境となるはずです。今回得られた知見を活かし、皆様のマンション管理に役立てていただければ幸いです。

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本記事の著者

鵜沢 辰史

鵜沢 辰史

信用金庫、帝国データバンク、大手不動産会社での経験を通じ、金融や企業分析、不動産業界に関する知識を培う。特に、帝国データバンクでは年間300件以上の企業信用調査を行い、その中で得た洞察力と分析力を基に、正確かつ信頼性の高いコンテンツを提供。複雑なテーマもわかりやすく解説し、読者にとって価値ある情報を発信し続けることを心掛けている。

本記事の監修者

遠藤 七保

遠藤 七保

大手マンション管理会社にて大規模修繕工事の調査設計業務に従事。その後、修繕会社で施工管理部門の管理職を務め、さらに大規模修繕工事のコンサルティング会社で設計監理部門の責任者として多数のプロジェクトに携わる。豊富な実務経験を活かし、マンション修繕に関する専門的な視点から記事を監修。

二級建築士,管理業務主任者

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