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給排水管の改修工事の賢い見積もりの仕方【給水管・排水管・給湯管】

更新日:2024年09月03日(火)

マンションの給排水管など配管は、皆さんの日常生活において非常に重要な役割を果たしています。 しかし、改修工事の内容や賢い見積もりの仕方について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。 この記事では、改修工事の見積もりに関する基本的な情報から、工事の種類や費用、工事費用を左右する要因といった重要なポイントを解説します。賢い見積もりの仕方を知ることで、無駄なコストを大幅に削減することができます。これらの情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

本記事のポイント
  • 配管の改修工事の種類とその特徴が理解できる。
  • 見積書の見方と注意点が明確になり、無駄な費用を避けられる。
  • 複数の工事会社から見積もりを取得する方法がわかる。

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配管の改修工事の種類

配管の改修工事の種類においては、配管種類に応じた分類があります。主に「給水管工事」、「排水管工事」、「給湯管工事」の三つとなります。

給水管工事

給水管工事は、建物内に水を供給するための配管工事のことです。この配管工事は、新築の建物だけでなく、既存の建物のリフォームや老朽化した配管の交換にも必要です。給水管は、地下に引かれた水道本管から建物内の各部屋や設備に水を供給するための配管です。

排水管工事

排水管工事は、使用済の水や汚水を排出するための配管工事のことです。この配管工事は、キッチン、バスルーム、トイレなどの設備から出る排水を集め、公共の下水道や浄化槽に導くための配管を改修します。排水管工事においては、配管の勾配や接続の方法が重要で、誤った施工は排水不良や悪臭の原因となるため、専門知識と経験が重要となります。

給湯管工事

給湯管工事は、温水を供給するための配管工事のことです。給湯管は、ボイラーや給湯器で加熱された水を各設備に供給するための配管で、特に寒冷地や冬季には重要な役割を果たします。給湯管の設置には、保温材の使用や配管の断熱処理が必要となり、エネルギー効率を高めるための工夫も求められます。

これらの配管工事は、それぞれの役割と特性に応じて施工方法や使用材料が異なります。適切な配管工事を行うことで、建物の機能性や居住性が向上し、長期にわたって安心して使用できる環境が整います。施工を依頼する際には、各工事の施工実績が豊富な工事会社を選ぶ必要があります。

配管の改修工事の費用

配管工事の費用を左右する要因

配管工事の費用は、工事の範囲(例:共用部のみか専有部も含むか)、工事の種類(例:配管を取り替える更新工事か、配管内を洗浄→膜を形成する更生工事か)、工事の位置(例:壁やスラブの破壊→復旧が必要かどうか、掘削や高所作業が必要かどうか)、使用材料(例:特殊な鋼管、樹脂か)、施工管理の方式(例:常駐か巡回か)、工事の難易度や効率など、様々な要因によって変動します。

これらの要因により、同規模のマンションの配管工事でも、費用に倍以上の差が出ます。

見積書の見方と注意点

見積書を確認する際には、上述の工事の範囲、工事の種類、使用材料、施工管理の方式などが詳細に記載されているかのみならず、『別途費用』の有無や断水期間、騒音などの生活への影響、品質保証などの項目も確認が必要となります。

『一式』、『発注者負担』、『調査後確定』などが多用されている場合は注意が必要です。不明な点がある場合は、工事会社に質問し、書面などエビデンスが残る形で説明を受けることが大切です。

配管の改修工事の流れ

工事の詳細計画段階では、現地調査や、発注者との各種協議が行われます。現地調査時には配管ルートや既存配管の状態、居住者の導線や空きスペースなどの詳細確認が行われ、それらと発注者の意向を基に詳細かつ具体的な工事計画が策定されます。

工事の準備段階では、必要となる許認可を取得します。特に、給水工事や公共エリア、周辺の建物に影響を与える工事の場合は、地域の自治体からの許可が必要となります。また、各部屋の居住者の協力が必要となる期間や断水期間を事前にしっかりと居住者に周知し、日程調整をする必要があります。

工事の実施段階では、居住者の協力を得ながら各種改修工事が行われます。居住者の生活や配管周辺の別配管、建物に悪影響を与えないよう、計画的かつ余裕をもって作業を進める必要があります。

工事の実施後は、配管に水や空気を通して、漏れや圧力の問題がないかなどの確認を行います。また、壁やスラブを破壊していた場合は復旧作業も必要となります。すべての作業が完了したら、最終検査を行い、工事が適切に完了したことを確認します。また、必要に応じて、行政への各種届け出や行政によるチェックを受けます。

配管の改修工事の賢い見積もりの仕方

工事の種類を確認する

更新工事と更生工事(その中でも「塗布ライニング」と「樹脂ライニング」)など様々な工法があり、それぞれの工法に適用条件と特長があり、どれが現状に最適かを見極める必要があります。そのために各工法を得意とする複数の工事会社から提案を受けることをオススメします。また、工法によって費用、工事期間、その後の耐用年数(保証期間)が大きく異なるため、事前にしっかりと確認、把握しておくことが重要です。

複数の工事会社から見積を取得する

給排水管のリニューアル工事には多額の費用がかかるため、複数の工事会社から見積取得をする必要があります。単に総額だけを見るのではなく、工事範囲、使用材料、工期、保証内容などの違いをしっかり確認しましょう。サービス内容、信頼性、そして現場代理人の資質も含めて総合的に判断することが重要となります。

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本記事の著者

鵜沢 辰史

鵜沢 辰史

信用金庫、帝国データバンク、大手不動産会社での経験を通じ、金融や企業分析、不動産業界に関する知識を培う。特に、帝国データバンクでは年間300件以上の企業信用調査を行い、その中で得た洞察力と分析力を基に、正確かつ信頼性の高いコンテンツを提供。複雑なテーマもわかりやすく解説し、読者にとって価値ある情報を発信し続けることを心掛けている。

本記事の監修者

別所 毅謙

別所 毅謙

マンションの修繕/管理コンサルタント歴≒20年、大規模修繕など多くの修繕工事に精通。管理運営方面にも精通しており、アドバイス実績豊富。 過去に関わった管理組合数は2千、世帯数は8万を超える。 メディア掲載「WBS(ワールドビジネスサテライト)」、「NIKKEI NEWS NEXT」、「首都圏情報ネタドリ!(NHK)」、「めざまし8」、「スーパーJチャンネル」。

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