ディー・エヌ・エー(DeNA)グループ 一級建築士事務所

スマート修繕
0120-409-914

10:00~17:00土日祝日対応可

XfacebookLINEはてなブックマークメール送信

給排水管の改修工事の賢い見積もりの仕方【給水管・排水管・給湯管】

給排水設備

2024/09/03

給排水管の改修工事の賢い見積もりの仕方【給水管・排水管・給湯管】

マンションの給排水管など配管は、皆さんの日常生活において非常に重要な役割を果たしています。 しかし、改修工事の内容や賢い見積もりの仕方について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。 この記事では、改修工事の見積もりに関する基本的な情報から、工事の種類や費用、工事費用を左右する要因といった重要なポイントを解説します。賢い見積もりの仕方を知ることで、無駄なコストを大幅に削減することができます。これらの情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

配管の改修工事の種類

配管の改修工事の種類においては、配管種類に応じた分類があります。主に「給水管工事」、「排水管工事」、「給湯管工事」の三つとなります。

給水管工事

給水管工事は、建物内に水を供給するための配管工事のことです。この配管工事は、新築の建物だけでなく、既存の建物のリフォームや老朽化した配管の交換にも必要です。給水管は、地下に引かれた水道本管から建物内の各部屋や設備に水を供給するための配管です。

排水管工事

排水管工事は、使用済の水や汚水を排出するための配管工事のことです。この配管工事は、キッチン、バスルーム、トイレなどの設備から出る排水を集め、公共の下水道や浄化槽に導くための配管を改修します。排水管工事においては、配管の勾配や接続の方法が重要で、誤った施工は排水不良や悪臭の原因となるため、専門知識と経験が重要となります。

給湯管工事

給湯管工事は、温水を供給するための配管工事のことです。給湯管は、ボイラーや給湯器で加熱された水を各設備に供給するための配管で、特に寒冷地や冬季には重要な役割を果たします。給湯管の設置には、保温材の使用や配管の断熱処理が必要となり、エネルギー効率を高めるための工夫も求められます。

これらの配管工事は、それぞれの役割と特性に応じて施工方法や使用材料が異なります。適切な配管工事を行うことで、建物の機能性や居住性が向上し、長期にわたって安心して使用できる環境が整います。施工を依頼する際には、各工事の施工実績が豊富な工事会社を選ぶ必要があります。

配管の改修工事の費用

配管工事の費用を左右する要因

配管工事の費用は、工事の範囲(例:共用部のみか専有部も含むか)、工事の種類(例:配管を取り替える更新工事か、配管内を洗浄→膜を形成する更生工事か)、工事の位置(例:壁やスラブの破壊→復旧が必要かどうか、掘削や高所作業が必要かどうか)、使用材料(例:特殊な鋼管、樹脂か)、施工管理の方式(例:常駐か巡回か)、工事の難易度や効率など、様々な要因によって変動します。

これらの要因により、同規模のマンションの配管工事でも、費用に倍以上の差が出ます。

見積書の見方と注意点

見積書を確認する際には、上述の工事の範囲、工事の種類、使用材料、施工管理の方式などが詳細に記載されているかのみならず、『別途費用』の有無や断水期間、騒音などの生活への影響、品質保証などの項目も確認が必要となります。

『一式』、『発注者負担』、『調査後確定』などが多用されている場合は注意が必要です。不明な点がある場合は、工事会社に質問し、書面などエビデンスが残る形で説明を受けることが大切です。

配管の改修工事の流れ

工事の詳細計画段階では、現地調査や、発注者との各種協議が行われます。現地調査時には配管ルートや既存配管の状態、居住者の導線や空きスペースなどの詳細確認が行われ、それらと発注者の意向を基に詳細かつ具体的な工事計画が策定されます。

工事の準備段階では、必要となる許認可を取得します。特に、給水工事や公共エリア、周辺の建物に影響を与える工事の場合は、地域の自治体からの許可が必要となります。また、各部屋の居住者の協力が必要となる期間や断水期間を事前にしっかりと居住者に周知し、日程調整をする必要があります。

工事の実施段階では、居住者の協力を得ながら各種改修工事が行われます。居住者の生活や配管周辺の別配管、建物に悪影響を与えないよう、計画的かつ余裕をもって作業を進める必要があります。

工事の実施後は、配管に水や空気を通して、漏れや圧力の問題がないかなどの確認を行います。また、壁やスラブを破壊していた場合は復旧作業も必要となります。すべての作業が完了したら、最終検査を行い、工事が適切に完了したことを確認します。また、必要に応じて、行政への各種届け出や行政によるチェックを受けます。

配管の改修工事の賢い見積もりの仕方

工事の種類を確認する

更新工事と更生工事(その中でも「塗布ライニング」と「樹脂ライニング」)など様々な工法があり、それぞれの工法に適用条件と特長があり、どれが現状に最適かを見極める必要があります。そのために各工法を得意とする複数の工事会社から提案を受けることをオススメします。また、工法によって費用、工事期間、その後の耐用年数(保証期間)が大きく異なるため、事前にしっかりと確認、把握しておくことが重要です。

複数の工事会社から見積を取得する

給排水管のリニューアル工事には多額の費用がかかるため、複数の工事会社から見積取得をする必要があります。単に総額だけを見るのではなく、工事範囲、使用材料、工期、保証内容などの違いをしっかり確認しましょう。サービス内容、信頼性、そして現場代理人の資質も含めて総合的に判断することが重要となります。

給排水工事など共用部工事の見積、工事支援サービス「スマート修繕」のご紹介

「スマート修繕」は、給水管、排水管、給湯管などの更新(取り替え)/更生(内側保護、延命)、給水方式変更など共用部工事を専門家のサポートで楽に、お得に進めることができる、ディー・エヌ・エー(DeNA)グループのサービスです。

漏水が発生して改修しなければならない、管理会社に任せて大丈夫か、取得した見積は本当に適正価格なのか、といったお悩みを、スマート修繕の専門的なアドバイスとサポートで解決します。マンションほか、アパート、ホテルなど各種建物の実績が多数あり、多くのお客様にご満足いただいています。実際に、以下のような成功事例があります。

スマート修繕の担当コンサルタントが、給排水工事の専門業者のご紹介から、見積取得、工事内容のチェック、契約、工事完了までをワンストップでサポートいたします。「適正内容の工事」を「適正価格」で実現するために、今すぐ無料相談をご利用ください!

記事をシェア

XfacebookLINEはてなブックマーク

この記事の著者

鵜沢 辰史

鵜沢 辰史

信用金庫、帝国データバンク、大手不動産会社での経験を通じ、金融や企業分析、不動産業界に関する知識を培う。特に、帝国データバンクでは年間300件以上の企業信用調査を行い、その中で得た洞察力と分析力を基に、正確かつ信頼性の高いコンテンツを提供。複雑なテーマもわかりやすく解説し、読者にとって価値ある情報を発信し続けることを心掛けている。

この記事の監修者

別所 毅謙

別所 毅謙

マンションの修繕/管理コンサルタント歴≒20年、大規模修繕など多くの修繕工事に精通。管理運営方面にも精通しており、アドバイス実績豊富。 過去に関わった管理組合数は2千、世帯数は8万を超える。 メディア掲載「WBS(ワールドビジネスサテライト)」、「NIKKEI NEWS NEXT」、「首都圏情報ネタドリ!(NHK)」、「めざまし8」、「スーパーJチャンネル」。

二級建築士

こちらもおすすめ

給排水管のリニューアル工事の費用相場は?耐用年数や発注時の注意点を解説

給排水管のリニューアル工事の費用相場は?耐用年数や発注時の注意点を解説

給排水設備

マンションの給排水管には耐用年数があります。長年使用されることで劣化し、漏水や詰まりなどの問題が発生しやすくなり、これらの問題を放置すると、建物全体に大きな影響を及ぼす恐れがあります。給排水管のリニューアル工事は、快適な生活を維持するために非常に重要な工事となります。 この記事では、マンションの給排水管のリニューアル工事の費用相場や耐用年数、交換費用の負担者、工事会社への発注、比較制定の仕方などを解説します。これらの情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

大規模修繕の工事内容、費用、周期、進め方など徹底解説

大規模修繕の工事内容、費用、周期、進め方など徹底解説

大規模修繕

大規模修繕はマンションの長寿命化を目指す重要な工事ですが、大規模修繕の具体的な工事内容や費用、工事周期、進め方などについて詳しく知らない方は多いのではないでしょうか。マンション1戸あたりの費用は、百数十万円と非常に大きいものとなり、「談合などの不正競争行為」に関する国土交通省による異例の通知やマスコミ報道もあることから「どう進めればいいのか?」という不安を抱いている方もいらっしゃると思います。 この記事では、マンションの大規模修繕における工事内容、費用、周期、進め方など、基本的な知識を総合的に解説します。これら情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

大規模修繕における談合など不正行為のメカニズム、対策

大規模修繕における談合など不正行為のメカニズム、対策

大規模修繕

国土交通省の通達や新聞・テレビなどの各マスコミの報道にあった通り、大規模修繕において談合などの不正行為が行われるケースが少なからずあります。管理組合にとってはゆゆしき事態です。 この記事では「大規模修繕における不正行為」、「不適切コンサルタント問題の背景」、「談合など不正行為を防止するために」についてご紹介いたします。 これら情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

マンションのエレベーターリニューアルの費用/種類など解説

マンションのエレベーターリニューアルの費用/種類など解説

エレベーター

マンションのエレベーターの耐用年数は25~30年が目安です。 方式は準撤去リニューアル、制御リニューアルなどがあります。 費用は方式や仕様(例:耐震対策のレベル)次第ですが、1基あたり5百万円~1千万円(ポピュラーな制御リニューアルで500万円~)が一般的です。高速(昇降速度105m以上)エレベーターなどの特殊品はより高額となります。 この記事では、マンションのエレベーターの「耐用年数」、「既存不適格」、「リニューアルの方式、期間、費用」、「独立系事業者」、「高速エレベーター」、「油圧式エレベーター」についてご紹介します。

マンションのインターホン交換の時期、費用、コストダウン方法について解説

マンションのインターホン交換の時期、費用、コストダウン方法について解説

インターホン

インターホンは、居住者の安全を守るうえで重要な役割を果たしています。マンションでは、自動火災報知設備と連携し、火災発生時にインターホンから警報される機能や、緊急時には全戸に一斉放送を流すことができるなど、インターホンは、万一の非常事態に欠かすことのできない設備です。マンションのインターホンにも耐用年数があり、交換時期が遅れると不測の事態を招く恐れがあります。適切な交換時期にマンションにとって最適な機能を備えるインターホンに交換することが、安心、安全な暮らしにつながります。 この記事では、インターホンの種類、耐用年数(適切な交換時期)、交換・リニューアル費用、コストダウン方法などについてご紹介いたします。

マンションの機械式駐車場のリニューアル・メンテナンスを分かりやすく解説

マンションの機械式駐車場のリニューアル・メンテナンスを分かりやすく解説

機械式駐車場

機械式駐車場は、マンションの限られた敷地で多くの車の駐車を可能にするための重要な設備ですが、メンテナンスやリニューアル工事に多額の費用がかかるため「マンションの金食い虫」と言われています。そのため、リニューアル工事では、必要な台数を考慮しながら最適な工事内容を選択し、コストを抑えることが重要です。 また、近年、駐車場需要が減少し、機械式駐車場が不要な設備となっているマンションもあります。このようなマンションでは、駐車場の空き率増加による収入減少など機械式駐車場が赤字運営となる問題を抱えていますが、その場合は、機械式駐車場の平面化によるコスト削減や、空き駐車場のサブリースを活用し、収益化する方法等があります。 この記事では、マンションの機械式駐車場のメンテンス契約方式、リニューアル工事のタイミング、工事の費用相場、コストダウン方法等を紹介します。これら情報が少しでも皆様のお役に立つと幸いです。

スマート修繕なら

適正な内容 / 金額の工事を実現

0120-409-914

10:00~17:00土日祝日対応可

お問い合わせ
0120-409-914

10:00~17:00土日祝日対応可